沢村様

Improvisation(Ⅱ)アンケートに回答いたします。
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32時間集中Improvisation Ⅱ program アンケート
名前(Mr.Ando Tomotaka ) 年令(49才) 出身学校(京都大学)ご職業(会社員)楽器(ギター)音楽歴(35年)お住まいの地域(小平市)

1)improvisation program の効果は如何でしたか?

[受講前]

・All the things you are、Stella By Starlight、Autumn Leaves、Chega de Saudadeという、決して簡単とは言えない名曲中の名曲を、全編通じてアドリブで、何コーラスか弾くという経験ができるとは夢にも思っていなかった。

・アドリブといえばコードトーンに偏重したアプローチをとっており、上記のような曲では当然のこととして、コード毎に思考が分断していた。

[受講後]

コード系で学んだことを生かしての曲の解読、メロディを階名で歌う、音の範囲を指定してのスケールで変化音を体にしみこませる、メロディフェイク、モチーフ加工、アドリブと訓練を重ねていくうちに、上記4曲への苦手意識は次第に薄れ、自信と確信をもってソロをとれることが徐々にできるようになった。

2)修了後、音楽的思考に変化はありましたか?

メロディにあらわれる作曲者の心の動きに応じて、強弱等表情を変えて弾くことを試みるようになった。

ただ弦をピックで弾くのでなく、気持ちをこめて弾く、場合によっては指で弾く、またすべての音をはじくのでなく左手のハンマリングオン、プリングオフ、スライドといったテクニックを使って、メロディをより音楽的に奏でることに喜びを感じるようになった(それまでは、メロディを音楽的に気持ちをこめて弾くということに、あまり興味・関心がなく、アドリブソロにばかりフォーカスしていた)。


3)このオーダーメイドなプログラムでは、音楽用語を超越して
   「強い心in side=tonic、弱い心out side=dominant」
   「メジャー系の中で一番マイナーな気持ちの表現」=マイナーキーの認識との違い
   「曲のストーリー性」について、情緒の奥底に直結した体感学習をする事が大きな特色となりました。実感された事をお教えください。。


メロディが最も重要であるということ。
作曲者の原始的な感情の発露はまずメロディにあらわれるということ。まずDRMFSLTDがあり、その音では表現しきれない思いが、変化音となってあらわれるということ。

曲のストーリーの展開・変化がキーシフトという形であらわれること。歌のある曲では、ストーリー展開とキーシフトの関係が歌詞からも読み取れるということ。またマイナーコードへのチェンジが必ずしもマイナーキーへのシフトを意味しないこと。


4)気ままプログラムから始められて、32hコード系、32hインプロヴィゼーションⅠそしてⅡ。と理想的且つ独自な進化を修め登り詰められました。
道筋を振り返られて思われる事がありましたらお願い致します。。


 大学浪人をしていたころ、予備校の講師に言われた「足の裏に小さい棘が一つでも刺さっていたら、全力疾走はできない。棘をとらなければいけない。」というたとえ話を何度も思い出しました。

これまでの音楽人生の中で、中途半端に覚えたこと、思い込み、間違った理解等々をひとつづつ取り除いていったプロセスでもあったと思います。

それを経ることにより、コード系で学んだことを生かしての曲の解読、メロディを階名で歌う、音の範囲を指定してのスケールで変化音を体にしみこませる、メロディフェイク、モチーフ加工、アドリブと訓練を重ねさえすればどんな曲でも自由にアドリブできると思えるようになりました。

5)コストパフォーマンスは如何でしたでしょうか?

非常に高いコストパフォーマンスであると思います。


6)フレキシブルな日程管理については如何でしたでしょうか?

土日を使っての接客イベントや、海外出張のある自分にとっては、大変ありがたいことでした。


7)最後にこのHPを閲覧されている方々にメッセージがありましたら宜しくお願い致します。

本物のインプロビゼーションスキルを自分のものにしようと志す者にとって、SONICの方法論は最適であると考えます。

理論書に書かれてあることをなぞるアプローチでは全くなく、人間の認識能力の発展段階をふまえたプロセスをたどるので、どんな人でも上達することができると確信しています。

ありがとうございました。沢村