32時間集中イヤートレーニングⅡ
お名前(Mr. K.O. )ご年齢(42才)ご職業( )楽器(フレンチホルン)音楽歴(30年)
1)sonicイヤートレーニングⅡを受講されて如何でしたでしょうか?
イヤートレーニングIでは中音域で正しい音感を再構築する作業(再起動ゲーム)に終始しました。
個人差はありますが、私の場合はIだけでは完了しませんでした。中音域が完了したのはIIの第2回目で、
その後は低音域の再起動ゲームに取り組みました。
低音域も終了すると音を積極的に追いかけることに自信がつきます。音楽の面白みが増したのもこの頃でした。
再起動ゲームの後はコードの聞き取りに取り組みました。
コードトーンを歌って確認出来るようになったからこそコードの質感が直感的にわかるようになりました。
メロディーとベースライン、そしてコードが聞き取れればわざわざ楽譜に頼らなくても音楽の構造を把握することが出来ます。
現段階でそれをマスターしたわけではありませんが、希望が見えてきました。
2)今迄出来なかった事で出来た事がありましたらお教え下さい。
再起動ゲームと並行して行なったcreative file chartのおかげで音の縦軸と横軸を追いかける能力が増しました。
自分から音が追えるようになると聞き取り能力も増します。以前と比べて聴いた音楽につけて階名唱をすることが楽になりました。
12個全てのキーで訓練したからこそ各キー特有の表情を楽しめました。
また1つのキーの中に存在する各シラブルの性格の違いも楽しみました。
面白いもので、このように音を多面的に観察すると作曲家や演奏者の意図も見えて来ます。
3)イヤトレⅡからはsonic理念の真髄ともいえる領域に入ります。その理由と根拠にお気づきの点がありましたらお教え下さい。
訓練がある段階まで進行するとクラシック音楽の耳コピーを行なうことになります。
頼りにすべきはあくまでの自分の音感のみです。裏を返せば、音楽に視覚は要りません。
ただ耳コピーが出来ることにとどまらず、実際に歌ったりして作曲家の発想を追体験することが巷の音感訓練と違います。
4)sonic一連のイヤトレにご興味をお持ちの方にメッセージがありましたら宜しくお願い致します。
何と言っても視覚に頼ることがないので、音の高さや時間の流れ、そして表情に神経を集中させることが出来ます。
私の場合、2時間で5800ものインターバルを聞き取った時もありました。
それぞれの音を四分音符として扱い、かつ4分の4拍子の楽譜にあてはめれば何と1450小節。
巷の訓練では多くてもせいぜい400小節と言われ、全部のキーは把握出来ません。
エラーが1つでも出ると先には進めませんが、易しい段階から着実に訓練するのでさほど心配は要りません。
むしろエラーを楽しむのがいいでしょう(言われなくても脳は進化をするように仕向けられる)。
それと成果をグラフ化するので見通しが立てやすいのも特徴です。
イヤトレの成果を自らのパフォーマンスに活かすことが当初の目的でしたが、
いずれは楽器に頼らなくても作曲が出来るようになりたいです。
貴重なアンケートを有難うございました。 沢村