ヴォーカルプログラム修了アンケート

お名前(Mr.Tomokuni Kamei)年齢(35才)
学校(大阪スクールオブミュージック専門学校)職業(ITサービス業)
楽器またはVoc.(Vocal)音楽歴(約7年) お住まいの地域(東京)


1)このプログラムを受講されたきっかけをお教えください


海外の音大のオーディション受験に向けた対策として、受講を希望しました。


*ご要望に応じ このプログラムでは2曲 All of me とStraight no chaser を
アルバム制作録音レベルにまで高める事に専念しました。
最初はスタンダードの All of me から始めました。この曲についてお尋ねします。


2)プログラムを始めて行った当時の初録音は、
今思えば聴けるレベルではなく、途方に暮れた事を強く印象に
残っています。・・・ここからどうやって最高レベルまで上げられるのか!
それからお互いにミッションを背負い頑張って来たことが懐かしく思います。
何かエピソードがありましたら思い出しながらお教えください。


特に覚えているのは、
音の解像度を高めていくというアドバイスを頂き
曲の完成度を高める考え方を学べたことです。



3)ピッチが悪い原因はピッチそのものにあらず、
その歌詞の想いを心から感じているか?
精神ケアからフレーズごとに修復を始めました。
細かくエピソードがありましたらお教えください。


自分の歌とキーボードを聴き比べ、
自分の感覚とのギャップを感じながら
自分の中に音の感覚を見つける作業が一番印象に残っています。



4)結局ジャズスタンダードはアメリカの名曲で歌詞はもちろん英語ですので
唄う際に英語の思考回路でその曲のストーリーの中に主人公としていないと
その気持ちの微妙な発音が出来ないし、人の心を打つ歌声にならない訳です。
これについては始終細かく録音>第三者の耳で聴く>修復>録音・・を繰り返し
アーティストが唄う前に必要な精神的なアーティストの心の持ち様について
回数を重ねるごとにレベルが高くなって行った事は一連の録音歴が物語ります。
この様に、歌詞が醸し出す精神についてのレッスンは如何でしたでしょうか?


やはり音感が自分の中で見つかるにつれ、
歌うときの感情が自分のものになっていく感覚がありました。
非常に有意義な時間だったと思います。



5)最終録音においては、アルバムにしても良いアーティスト性の高い個性豊かな
歌声で仕上がった事をとても嬉しく思っています。
一番の快挙は歌詞と曲を作った本人の様にその時の感情を唄っている!という事です。
ご自身はこの事について 今、どう感じていらっしゃいますか?


歌うたびにとても細かくフィードバックをしていただき、
自分の中で第三者の耳で評価する意識が芽生え、
高い評価をしていただいたときも最初に比べると
自分でもいただいた評価に近い評価を自分の歌につけることができるようになってきました。
その点について、とても得難い経験をさせていただけたと感じています。



6)おめでとうございます。何度も聴きたくなるヴォーカリストが誕生です。
魅了されました。至福の至りですね、
ご自身からこの最終録音の仕上げに向けて思った事や良かった点や
自分の個性について発見した事など、沢山お教え頂ければ幸いです。礼!



歌うときに一つひとつの音の解像度が低いままで歌うことがあったので、
そこに対する音の美意識が芽生えたことがとてもうれしく感じています。
まだまだ自分の音楽は発展途上ですが、
この意識を忘れずに時間をかけてキープアップしていきたいと思います。


貴重なアンケートを有難うございました。 沢村