Spontaneous music training program についてのアンケート

お名前( T.O.  )年齢(  50  )楽器( Tb  )演奏歴(  25 年)
sonic受講歴(  5年  )現在の受講プログラム名( 気まま、コード系、イメポジDL150、イヤトレPro、 インプロPro、キーボード )
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①ラインをする前のプログラムと、ラインになってからのプログラムはどこが違うか?

以前はコード理論(思考)とイヤトレ(聴力感覚)、インプロ・イメポジ(実技)を別々に行っていました。

コロナ自粛を経てラインによるレッスンに移行してから、自分でカラオケを作ったりピアノで音のピッチやをフレーズを確認しトロンボーンで吹くようになり、 
更にコード理論(思考)とイヤトレ(聴力感覚)、インプロ・イメポジ(実技)を統合したSpontaneous music training program レッスンが始まりました。 

=はい。今の段ではそのどれもが求められるレベルの内容ですので、必然的に常にバランス良く配合しながら管理しています。



オンラインと言う離れた所で行うレッスンは対面と違い客観的に見られる事になり、より沢村さんからの指摘も段階が上がりました。

=はい。このレベルに来ると、基本的な事以外に、音楽する時に私が気にする事、注意している事、などを紹介しています。
あくまで個人の方法論に偏らず、「敏感なオーディエンスの耳」というスタンスで、はっきりと○×を告げています。




大変な部分もありますが、通いの時間と労力がなくなり、逆にレッスンに集中出来るようになりました。

=今迄は寄り添ってアドバイス処方するスタンスでしたが、「敏感なオーディエンスの耳」は○か×しかないので、それが直撃で大変なのでしょうが
人前でやる以上、多かれ少なかれそのステージに立つ訳ですから、知る必要があります。






②「どうして シームレス と思う様になったのか?」

「オンラインレッスンになってからシームレスな感じがいい」とレッスンの最後に思わず感想を話した事が今回のアンケートを依頼されるキッカケでした。

=ですね、私は症状を診ながら、必然性を感じればその都度、新しいチャートを開発していますので、結果その一連の新しい手順を「シームレスな感じ」と言われて
初めて、あ、そういう事をしていたのか~と、逆に気づかされその鋭い本能的な表現の仕方に驚かされました。礼。




しかし改めて「今のレッスンのシームレスさとは?」と考えると実は奥深い事に気が付きました。

=そうですね、いろいろな必然性が合いまみれて生み出した新しい手法なのだと後で感じました。




単純にコード理論(思考)・イヤトレ(聴力感覚)・インプロ・イメポジ(実技)が一緒になっただけとは言い切れない部分が存在していたからです。

= そうですね、全ての隙間に浸透して行く感じがしました。




それぞれのプロブラムをこなしても、各々個人の音楽レベルや理解力には差があり、いきなり全てのプログラムを統括してアドリブを行うのは実はとても難しいのです。
=そうなのです。ある程度進むと後はこちらからは何も手が出せない、「個人の練習に委ねる段」 に追いつめられます。
が、このSpontaneousはその個人練習では解決が出来ない自発的な音感をトレーニングしながら曲のアドリブに繋げる役目を果たしますので
そこが違うのだと思います。 そしてアマチュア、いえプロでも陥りやすいストーリーを壊してしまう音の扱いの誤りを自発的に強制的に治す事が出来る
Layer training がアドリブ練習の常識を覆す程の、開発者の私が目から鱗の練習法に辿り着いた感があります。祝!




しかし一通り前述のプログラムを熟した後、Spontaneous music training program(Ear Training , Image Positioning & Improvisation 合体Program)を行うことで、
それぞれの相関性を確認しながら復習出来るので効果的と考えています。

=そうですね、今までのイメフィンやイメポジは、各キーで階名に合った音は出せる様になったものの、楽器の構造とその筋肉神経運動に助けられて音が出ているだけで 音感を伴う音楽的な表現にまでたどり着いた方は少ないです。



丁度英語の学習と似ていて、文法・リスニング・会話を別々に学習しても、いきなり流暢には話せない事と一緒です。

=気ままプログラムで文法なしでいきなり日常会話がネイティブな思考回路で話せる様になりましたが、
こと、「流暢に」となると、子供の話し言葉と大人の話し言葉に差があるのと同じです。




ましてやアドリブの場合「感情表現」(これが最も不得意ですが)が加わります。

=はい。前記しましたが、Spontaneousから、こちらは「敏感なリスナー、オーディエンス」のスタンスでその表現の○×を告げますので
感情が無い表現は音楽として聴く価値の無い×となります。逆に少しでも感情が音に移入した演奏をするとたちまち○になります。




自分なりに「シームレスさ」とはコード理論(思考)・イヤトレ(聴力感覚)・インプロ・イメポジ(実技)の間で自分自身が不得意な所をスクリーンしながら目的を設定して練習できる事を指し示すと考えております。

=はい。それをリモートで徹底管理する。私は幸いにも音感がありますので、その詳細な部分を直ぐに見抜きリアルタイムで指摘出来るところが
個人練習には出来ない盲点を突いた客観的なトレーニングが出来る理由なのだと思います。




また、自分なりのアドリブを意識した練習に必要な項目を強化出来るとも言えます。

=はい。一連の流れを一緒にして行く内に、自分にとっての未開発ゾーンがどこか?どこを開発すると更に音楽が出来る様になるか?
その具体的な箇所と練習手順が判ります。




その意味で” Spontaneous music”という意味が適当と思います。

=そもそも、イヤトレはsonicを始めた当時から「受け身」ではダメで「音に対して仕掛けるエネルギーが必要」と言って来ましたが、
このSpontaneous はそれをコードバランスを感じながら音楽しながら自発的に奏でる事を求められるところが根本的に違う点の様な気がします。




また、現在「イパネマの娘」をインプロで取り組んでいますが、沢村さんより「アドリブにイパネマを感じられない」とお言葉を賜った事が印象に残っています。

=単純に「リスナーの耳」の声です。そこには、理論やスケールや楽器のテクニカル的な問題などは全く関係なく、
Spontaneousでは、ただ単に、「イパネマの音楽を楽しみたいリスナー」の視点に立って素直にその旨をお伝えする使命を持ちます。




「イパネマの娘」に対する自分自身の 「感情表現」をする事、これこそが "Spontaneous music”なのではないかとも考えております。

=そうですね、なので、音楽してなきゃダメ!という訳で、
「音感」「曲の理解」「縦横無尽なスケール」「楽器の扱い」全てが一体化していないと「リスナー」は感動出来ない訳です。
全てを一体化する為のシステム手順=それが「シームレス」を生んだのだと今思いました。祝!




オンラインになったことで、自分自身に向き合う事出来るようになりました。

=はい。オンラインになったおかげでsonicは自由に音楽出来ない方をどう導くか、目から鱗の新しいsonic世代が始まった感があります。




実践的なアドリブ練習が可能と思います。

=はい。皆思う事は同じで、自由に音楽がしたい!自由に自分を表現したい!自由な心で感動したい! のだと思います。
その為には、余計な音楽用語よりも心の琴線がどこにあり、どうするとその琴線が鳴り響くか?の方が遥かに大事なのだと思います。


これからも切磋琢磨してそれぞれの音楽の理想に向けて頑張りましょう! 

貴重なアンケートをありがとうございました。 沢村