32時間イメージフィンガリング・アプリケーションプログラム
お名前(Mr.K.O. )楽器(フレンチホルン)音楽歴(31年)年齢(43才)学校(    )ご職業(会社員)お住まいの地域(さいたま市)


1)イメフィン・アプリはその名の通り、イメフィンを修了し、コード系を修了された方が受講対象の応用プログラムです。
  その実感はありましたか?


ドレミファソラシドを12のキーで演奏することはイメージフィンガリングと同じですが、
徐々に変化音を足して最終的にはオルタードスケールに至ることを目的としています。
変化音を加えるに当たり、その時に想定されるコードが何であるかを把握する必要がありました。



2)アプリの発想は根本的に従来のパターン練習とは大きく異なります。その点について考察がありましたらお聞かせ下さい。

譜面に書いてあるパターンを覚えるまで演奏すれば実践に応用出来ると言われていますが、
実際の演奏ではその場でのひらめきが優先され、予め用意したものは意外に使えないものです。

イメフィンアプリには開始のシラブルと変化音以外は何の制約もありません。常に自らアイデアを出してフレーズを作ることが求められています。
実はこのやり方の方が遥かに実践的です。



3)あらゆる曲に対応する目的で創られたという実感はこれから色々な曲に遭遇した時に解ると思います。イメフィンをアプリした発想は如何でしたか?

イメージフィンガリングは予め記載されたシラブルに沿って直感的に演奏することが求められますが、
前述の通りイメフィンアプリにはフレーズの制約がほとんどありません。もっとも実際のアドリブには書き譜が存在しません。

何と言っても徐々に変化音を加え、その存在意義を味わうのが楽しいです。場合によってはダイアトニックもノンダイアトニックに聞こえると言う体験をしました。
イヤートレーニングを受講しながら、あるいは受講後にイメフィンアプリに取り組むとなお面白いです。



4)各キーにつき4分程の長いオケは実際の曲の演奏の長さとその伴奏の変化を重視したものです。如何でしたか?

無味乾燥な打ち込みのオケで4分だったら気が滅入ったことでしょう。同じシークエンスでも変化のある生演奏だからこそ音楽の呼吸を楽しめました。



5)ジャズには欠かせない12キーにおけるアドリブ演奏技術をこれからトレーニングしたいと思われている方々にメッセージをお願いします。

既成概念にとらわれることなく、これまで得た知識を無駄なく無理なく整理整頓出来るかどうかが全ての鍵となります。

なおかつ理論と実践のバランスを取って訓練することが必要です。演奏技術を追求すれば、いずれは作曲にも手を伸ばしたくなるでしょう。
自らのアイデアを作品にして後世に残すことが可能になります。

意外でしょうが、クラシックでもsonic solfaの手法が応用出来ます。
イメフィンアプリを終了した現在、ジャズの視点からドビュッシーやラヴェルの音楽を眺めて日々面白い発見をしています。

参考までに私がこれまで受講したプログラムを列挙します。どのレッスンも従来のものの倍以上の価値があります。

気ままコース
コード系
イメージフィンガリング
Improvisation I
Improvisation II
イヤートレーニングI
イヤートレーニングII
イメフィンアプリ


ありがとうございました。沢村