何故、sonicでは32時間コード系プログラムの中にマイナー曲を扱わないか!

2014年10月13日以降、
定番コースの32hコード系の内にマイナー曲が扱える様にプログラムを改訂しました祝!Standard
以前に定番でプログラムされていたメジャー曲の最終章はPro.コースの(3)項目目、
「3)小節の途中で違うキーに発想が移った曲 」に組み込まれました。

理由:

32時間集中コード系プログラムで獲得したツールでマイナー曲も勿論解読出来ます。が、 演奏するセンスが伴っていない分、試行錯誤の時間が不必要に掛かり、ストレスを負う根気が必要になります。

マイナー曲は人間の複雑な心理状態の記録なので、コード系を修了し、メジャー曲をある程度自力で解読できる解読センスと、自由に演奏できる演奏技術が伴った状態になって初めて、脳が納得しながらその必然性が理解出来て体感吸収出来ます。

従来の学習法は、

12キーでリアルタイムにメロディーが記録出来ない様な初期段階であっても無理矢理お仕着せの様にマイナーを知識として覚えさせられますが、この進み方は学習者にとって何も必然性を感じずに、ただの知識=知っている積もり、で終わりがちです。その知識を自分自身の音楽創作として使う、また、マイナー曲と言われる既成曲の解読=作曲家の微妙な心理状態を記録した音楽を解読するには程遠い、実の無い結果で終わってしまうことが従来学習法の欠陥でした。

sonic では、

この様な悲惨なこと=(知っている積もりで実は何も使えない悩み。)が無い様に、脳が十分に理解と応用が出来、演奏できる技術共に充実し始めた時期=コード系を修了し、ある程度自力で曲を解読し、演奏出来る様になった時期=脳が柔軟な対応力を持ち始め、冒険心や好奇心が芽生えた時を見極めて、マイナー系の音楽創作センスをインストールします。

従来の学習法は、

多くの点で、教える側の便利さだけを求めて、ゼロから学習する方々の不安定で繊細な脳が抱く必然性を深く研究していなかった欠点があります。学習者にとって、それまで抱いた大きな夢や希望は断ち切られ、一方的な情報の詰め込みを受け入れられなくなった状態での思考回路の混乱は、「難しい!」という言葉を生み始め、結果、楽しい筈の学習が絶望感までを導いてしまう悪循環を生んでいました。

sonicの学習法は、

このマイナーの扱いにしても、音楽生活にとっては、とても大切な心の表現です。世の中の70%は、この微妙な心の表現(マイナー)が含まれていると言っても過言ではありません。故に、sonicではマイナー曲の扱いに於いては、とても慎重で、学習する時期は従来の一般的なタイミングではありませんが、知識だけに留まらず確実に自分自身の微妙な心の心理状態が表現出来る様に計画立てられています

マイナー曲をやりたいならば、焦らずに先ずメジャー曲をしっかり演奏できる様になろう!と言う事です。



ここにお伝えするメッセージは、丁度以上の様な経過を経てImprovisation 1プログラム中にマイナー曲についてのレッスンを体感された方のレッスン後の感想メールです。 受講されたご本人には掲載の許可を得ていますので、その全文を載せておきます。ご参照ください。
improvisation_0802 今回のAutumn Leavesは音楽の深みにはまりました。作品が有する暗い部分と明るい部分を区別して演奏することで持ち味が生きることを実感しました。マイナー系ではますます音楽のストーリー性を読むことが要求されます。 ストーリーを把握するためにroot motionや変化音の意味するところを読むことも大事であることにも気付きました。あらためてそのことに着目したらアナライズversion 3が浮かびました。あらゆる角度で作品を見つめ直し、作者が込めた微妙な心理を解き明かすことがマイナー系の面白さであることを知りました。これまで気付かなかったことがわかったレッスンでした。Autumn Leaves以外のマイナー作品でもストーリー性に注目したいです。